NISAも始まり、投資熱の高まりを感じる今日この頃ですが、私自身は個別株投資は学生の頃にAmazonをラッキーパンチで買ったきりで、それを元手にただ投資信託を積み立てている状況でした。
これもお手軽ではあるのですが、ちょっと物足りないということで、久方ぶりに個別株投資を始めることにしました。
そこで、個別株投資をするにあたってはまずは企業の有価証券報告書を読む必要があるのですが、これがなかなか大変です。
有価証券報告書を見て、必要な値を入力してあれやこれやと計算していくのは、時間もかかるし、面倒です。
金融庁が提供しているEDINETというものがあるのは、昔から知ってはいたのですが、これがまたまた厄介でした。ダウンロードできるファイルがxml形式で、これをどうにかこうにか扱わなければなりません。
それがつい最近、csv形式でダウンロードできるようになったというので、これを使えばwebで簡単に分析できるのではないかと思い、EDINETファイル自動分析サービスを作成しました。
こんな感じで、EDINETの有価証券報告書をアップロードすると、必要な値を自動で抽出して、計算してくれます。
いい投資先を見つけるには、まずは企業の財務諸表をさっさと見て必要な値を抽出して計算比較する必要があります。そこで、見つけたものをさらに深掘りする必要があります。
このサービスを使えば、その手間を大幅に削減できるのが魅力です。EDINETの有価証券報告書をアップロードするだけで、必要な情報を自動で抽出し、計算してくれます。これにより目ぼしい企業を見つけるのが非常に楽になります。
色々な指標を使ってだすことができるのですが、まずはバリュー投資の指標を出す機能を実装しました。
バリュー投資で重要なネットキャッシュや自己株式を除いた時価総額が出せます。
これで、割安感を感じる企業を見つけることができます。
有価証券報告書にしか対応してないので、EDINETから有価証券報告書をダウンロードしてください。
試しに、ここではトヨタ自動車の有価証券報告書をダウンロードしてみます。

csvファイルをダウンロードします。

3つcsvファイルがあるかと思いますが、このうちの一番大きいものをアップロードします。csvファイルなので、エクセルで開いてもらえば内容がわかるかと思いますが、あれこれいっぱい入っているファイルをアップロードすればOKです。
ファイル名に何かと3000がついているものが多いですね。
アップロードされたファイルの中に「提出者別タクソノミ」がある場合は、xmlファイルもアップロードできます。アップロードしなくても分析は可能ですが企業によってはxmlファイルがないと分析できない場合があります。
EDINETからxmlをダウンロードしたら、その中の「xxxx._lab.xml」というファイルをアップロードしてください。
XBRL→PublicDoc→xxxx._lab.xmlのパスにあるファイルです。
あとは、株価を入力するだけです。
資産と負債を自動で計算して、ネットキャッシュ倍率や自己株を除いた時価総額を計算してくれます。
とりあえず、こんなものを作ってみましたという紹介でした。
今後も機能を追加していく予定ですので、ぜひご利用ください。